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陸上インターハイ入賞者がおすすめするナイキ短距離スパイクの選び方とは!?

投稿日:2023年1月15日 更新日:

出典:ナイキ公式ストア

「最近、話題のナイキのスパイクってどうなんだろう?」

「おすすめのナイキ短距離スパイクはあるのかな?」

こんな悩みや疑問にお答えします。

記事の信頼性

この記事を書いている私は陸上競技歴25年の現役アスリートです。

100mのベストタイムは10秒台で学生時代には400m Rでインターハイ8位入賞しました。

10年以上に渡ってナイキのスパイクを使用しており、現在はマックスフライを愛用しております。

【2023年最新版】主なナイキ陸上短距離スパイク一覧

2023年1月現在において国内における主なナイキ短距離スパイクは下記の3つになります。

ナイキ エア ズーム マックスフライ

出典:NIKE公式ストア

2021年に発売された厚底短距離スパイクです。従来の薄底短距離スパイクと異なり、前足部にエアを搭載した次世代型スパイクです。

2021年に東京オリンピックで中国の蘇炳添選手が100mのアジア記録(9秒83)を出した際に着用していたスパイクです。

ナイキ ズーム スーパーフライ エリート 2

出典:NIKE公式ストア

ズームスーパーフライエリートの2代目です。

2021年に山縣亮太選手(セイコー)が100mの日本記録(9秒95)を出した際に着用していたスパイクです。

ナイキ ズーム JA フライ 3

出典:NIKE公式ストア

ズームJAフライの3代目です。

200mやコーナー向けに発売されたモデルです。

アッパーが左右で非対称になっており、コーナーに対応した作りになっています。

陸上短距離スパイクのおすすめの選び方

陸上短距離スパイクを選ぶ上で重要なのはソールの傾斜と硬さです。

スパイクは大きく分けてソールに傾斜のある「フォアフットタイプ」と傾斜のない「フラットタイプ」、ソールが「硬くて剛性の高いタイプ」と「柔らかくて屈曲性の高いタイプ」に分類されます。

基本的にはあなたの走り方のタイプ(ストライド型 or ピッチ型)に応じて選ぶのがおすすめであり、接地時間が長いストライド型の場合は硬くて剛性の高いソール、接地時間が短いピッチ型の場合は柔らかくて屈曲性の高いソールが向いています。

ナイキ陸上短距離スパイクの選び方

ナイキなどの外資系メーカーのスパイクは国内メーカーに比べてややタイトに作られており、サイズ選びには注意が必要です。私は国内メーカーと同じサイズを使用しております。

私は3種類全てのスパイクを履いてみましたが、初級者から中級者はナイキ ズーム JA フライ 3、中級者から上級者はナイキ ズーム スーパーフライ エリート 2とナイキ エア ズーム マックスフライがおすすめです。

ナイキ エア ズーム マックスフライ

対応種目:短距離全般

ソールの前足部にはエアを搭載しており、ヒールにはクッション素材を使用しているため、エアの反発を上手く推進力に変えて走れます。

アッパーはウーブン素材と合成素材を融合させたハイブリット素材「フライウィーブ」を使っており、足の自然な動きを最大限に生かしてくれます。

接地の技術が求められるスパイクであり、上下動を抑えながら走らないとエネルギーロスにつながります。

ナイキ ズーム スーパーフライ エリート 2

対応種目:短距離全般

ソールは薄底で硬く、フルレングスプレートで反発が強いです。

アッパーは「アトムニット」という伸縮性の高い素材(最新のフライニット)を使用しており、軽量で柔軟性が高く、フィット感も抜群です。

スピードが出しやすく足への負担も大きいため、ある程度の筋力が必要になってきます。

ナイキ ズーム JA フライ 3

対応種目:短距離全般(主に200m向け)

ソールは薄底で硬く、フルレングスプレートで反発が強いです。

アッパーはウーブン素材を使用しており少し硬めの作りで安定感があるため、初級者にも扱いやすい一足ですが足幅が広い人は若干窮屈に感じるかもしれません。

ちなみに200m向けではありますが、100mや400m、ハードル種目にも使えます。

最後に

基本的にはどのスパイクも良し悪しがあるため、一概にどのスパイクが良いとは言えません。

ナイキやアディダスなどの外資系メーカーのスパイクは外国人向けに作られているため、強靭な筋力とアキレス腱を使ってフォアフットで接地するような走りを前提に作られている側面があります。

どのスパイクを履いてもパフォーマンスを最大限に発揮できるよう、フィジカルやテクニックを高めていくことが重要です。

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