引用元:ミズノ公式サイト
「クロノインクスを履いてみたいけど、100mのタイムが何秒なら履いてもいいのかな?」
「大まかなタイムの目安や履く上での注意点などがあれば教えて欲しい」
こんな悩みや疑問にお答えします。
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記事の信頼性
この記事を書いている私は陸上競技歴25年の現役アスリートです。
100mのベストタイムは10秒台で高校時代は400mRで北信越高校総体優勝、インターハイ(全国高校総体)は8位でした。
高校時代から20年以上に渡ってミズノの陸上短距離スパイク「クロノインクス」を愛用してきました。
陸上短距離スパイク「クロノインクス」とは?
引用元:ミズノ公式サイト
クロノインクスとはミズノの陸上短距離スパイクで昨年、発売25周年を迎えた不朽の名作です。
初代クロノインクスから数えると現行モデルは9代目になります。
機能面等の詳細については、陸上インターハイ入賞者がおすすめするミズノ短距離スパイクの選び方とは!?をご覧下さい。
陸上短距離スパイク「クロノインクス」は何秒から履いてもいいのか?
結論から言ってしまうと、陸上スパイクは基本的に「何秒なら履いてもいい」といった明確な基準はありません。
勿論、メーカーによっては初級者向け〜上級者向けという位置付けで作っていたりもしますが、あくまで目安程度に考えればいいと思います。
そういう意味ではクロノインクスは上級者向けのモデルになのでタイム的には100m 11秒台は欲しいところですが、怪我のリスクなどを考慮すると「タイム」というよりも「体力」で選んだ方が良いように思います。
体力で選ぶというと表現が曖昧になってしまいますが、具体的には高校生になってからでもいいような気がします。
ちなみに私が初めてクロノインクスを履き始めたのは高校1年生の頃で100mのタイムは11秒40でしたが、高校時代は中学時代よりも練習強度が上がっており、ウエイトトレーニングも週2で取り入れていたため、中学時代よりも体が一回り大きくなっていました。
陸上短距離スパイク「クロノインクス」を履く上での注意点
引用元:ミズノ公式サイト
クロノインクスは薄底でフォアフット接地を前提とした構造になっているため、特に膝下の筋肉やアキレス腱に大きな負担がかかります。
勿論、フラット接地で走っても問題はありませんが、ソールのプレートが踵の落とし込みを防ぐ構造のため、やや走りづらさを感じるかも知れません。
また、軽量で屈曲性が高いため、ピッチ(足の回転数)が上がりやすくスピードが出ます。
そのため、ある程度の体力や技術が備わっていないと関節や筋肉に過度な負荷がかかってしまうため、怪我のリスクにもつながるので注意が必要です。
最後に
陸上競技はシンプルな競技なだけあってスパイクやシューズの良し悪しが顕著に出る場合があります。
自身の体や走りに合っていないスパイクやシューズで走るとタイムが遅くなってしまったり、怪我に繋がる場合もあります。
自身の走りをよく分析して、あなたにあった最高の一足を見つけてみて下さい。