出典:アディダス公式サイト
「最近、話題のアディダスのスパイクってどうなんだろう?」
「おすすめのアディダス短距離スパイクはあるのかな?」
こんな悩みや疑問にお答えします。
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記事の信頼性
この記事を書いている私は陸上競技歴25年の現役アスリートです。
100mのベストタイムは10秒台で学生時代には400m Rでインターハイベスト8でした。
最近はメインのナイキ短距離スパイク(エアズームマックスフライ)と併用してサブでアディダス短距離スパイク(アディゼロプライムSP2)を使用しております。
【2023年最新版】主なアディダス陸上短距離スパイク一覧
2023年1月現在において国内における主なアディダス短距離スパイクは下記の2つになります。
アディゼロ プライム SP2
出典:アディダス公式サイト
2022年に発売された厚底短距離スパイクです。
従来の薄底短距離スパイクと異なり、前足部にライトストライクプロという軽量高反発素材を搭載した次世代型スパイクです。
2022年の世界陸上でアメリカのノア・ライルズ選手が200mで金メダルを獲得した際に着用していたモデルになります。
アディゼロ ファインネス
出典:アディダス公式サイト
アディダスの薄底短距離スパイクです。
ナイキのズームJAフライ同様に200m(400m)向けに作られています。
陸上短距離スパイクのおすすめの選び方
陸上短距離スパイクを選ぶ上で重要なのはソールの傾斜と硬さです。
スパイクは大きく分けてソールに傾斜のある「フォアフットタイプ」と傾斜のない「フラットタイプ」、ソールが「硬くて剛性の高いタイプ」と「柔らかくて屈曲性の高いタイプ」に分類されます。
基本的にはあなたの走り方のタイプ(ストライド型 or ピッチ型)に応じて選ぶのがおすすめであり、接地時間が長いストライド型の場合は硬くて剛性の高いソール、接地時間が短いピッチ型の場合は柔らかくて屈曲性の高いソールが向いています。
アディダス陸上短距離スパイクの選び方
両スパイクとも履いてみたことがありますが、アディゼロ ファインネスは初級者から上級者、アディゼロ プライム SP2は中級者から上級者におすすめです。
アディダスなどの外資系メーカーのスパイクは国内メーカーに比べてややタイトに作られており、サイズ選びには注意が必要です。
私はアディダスの場合はワンサイズ下を使用しております。
アディゼロ プライム SP2
ミッドソールの前足部にライトストライクプロという軽量高反発素材を搭載しており、アウトソールはフルレングスプレートでカーボンを使用しているため、剛性が高く反発が強いです。
使いこなすには強靭な筋力とアキレス腱が必要不可欠なため、中級者から上級者におすすめです。
アディゼロ ファインネス
ソールは薄底で硬く、フルレングスプレートで反発も強いです。
アディゼロ プライムSP2ほどの硬さやクセも無いため、初級者から上級者まで幅広く使えると思います。
ちなみに200mから400m向けではありますが、短距離種目全般に使用が可能です。
最後に
アディダスのスパイクはナイキなど他の外資系メーカー同様に海外選手向けに設計されている側面があります。
日本人は骨格的にフラットスパイクが向いていると言われておりますが、フィジカルとテクニックを高めていけば外資系メーカーのスパイクでも山懸選手や小池選手のように100mを9秒台で走ることが可能です。
スパイクの性能を最大限に発揮出来るよう、自身のフィジカルとテクニックも同時に高めていきましょう。